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名栗とは?

名栗(なぐり)とは、角材や板にノミ等で独特のリズムの削り痕を残す日本古来からの加工技術です。

古くから日本建築で門扉や垣、濡れ縁、腰板として使用されています。
洋式の建物でも(ルーバー、棟木、廻縁)取り入れられるようになり、
近年では店舗でも使用されています。 (フローリングや壁面等)

  加工するノミの一部
  作業風景

名栗加工
 突きノミ名栗
 一方突き
一方に突いていきます。板に対して直角や斜めに突きます。この柄が基本となり、そこから派生した柄が生まれていきます。数枚組み合わせて矢型柄にし、門扉などに使用。六角に製材した材に施し垣に使用など etc
 六角
一方突きと同じ柄ですが、六角に製材したものに名栗を施したものを六角名栗と言います。
垣に使われる事が多く、親柱・子柱、貫とのセットの場合が多いです。そのほかには格子や、ルーバーとして使われます。
 ~六角の寸法について~

六角の発注・見積もりは下記をご参考にしてください。
平~平○○ミリ、 もしくは
山~山○○ミリとお知らせください。
(長さ×平~平○○ミリ、長さ×山~山○○ミリ)
 
◆算出例
平~平30ミリの場合
30×1.13≒34
となります。
六角の製材はすべて 手作業ですので多少の誤差は生じます。


 竹縁
濡縁とニュアンスは同じなのですが、主に写真のような材の長さがジグザグしたもので、
日本建築様式として、縁側に取り付ける名栗の事を竹縁と言います。

竹縁イラスト 図
 網代
一方突きを、板一枚の中に写真のように互い違いにした柄です。
柱、ルーバー、棟木や廻り縁に使用される事が多い。
 
 亀甲
亀の甲羅に似ていることから付いた名前です。90㍉~120㍉ほどの幅の材に真ん中が大きく、両サイドを小さくなぐった柄です。突き鑿の他にハツリ・京風ナグリでも似た柄が作れます。

京風ナグリ
当社では2000年頃より、ちょうなによるハツリを派生させて施す京風ナグリを編み出しました。
それによって、従来では出来きなかったユニタイプのフローリング材や積層材にも加工が可能になりっております。店舗関係の化粧に向いています。
 
加工パターンは材の幅により、1列、2列、3列と増えていきます。

ちょうなのハツリ
今でこそ使いこなせる職人は数少なくなっておりますが、本来は山から木を切り運搬途中に木に虫が付かないように皮やシラタ(ヤセ)を取るのに使われており、昔の大工さんだと多くが加工手段として用いていたようです。ちょうなと同様に手斧もありますが、これは更に使いこなすのが難しいとされています。

 山なぐり
丸太(原木)を主に六角に製材し、加工を施したもので、用途としては門柱や控え柱に使用される事が多く、丸太の曲りを生かしたものや、直材にして施すものと2種類あります。基本的に、山なぐりは芯持ち材の生材ですることが多い。



有限会社橘商店